理事長基本方針
2009年度 第53代 理事長 石橋 伸之
本年、社団法人八戸青年会議所は創立50周年という大きな節目の年を迎えます。この節目の年に過去半世紀のまちづくりを振り返り検証を行うと共に、組織としての明確な未来ビジョンをメンバー一人ひとりが持つ必要があると考えます。
私達は青年としてふるさと故郷、そして日本の未来を見つめ、Jayceeとして愛するふるさと故郷のために何が必要で何をなすべきかを考え、行動していかなければなりません。市民の先達としてまちづくりを行っていく私達の心の中に必要なものは、思いやりの心、謙虚な心といった、日本人が美徳として育んできた相手の立場を尊重する精神です。本年は明るい豊かな社会の実現のために、過去・現在・未来と脈々と続く思いの繋がりを大切にしながら、更なる未来を切り拓くための新たな一歩としての運動を展開していく"挑戦の年"と考えます。
連日の報道で伝えられる自己中心的な考えによる凶悪犯罪の多さは、地方都市「八戸」においても例外ではなく、まさに異常な事態と言えるでしょう。これらは核家族化や少子化の進行によるコミュニティーの希薄化、物質的な豊かさを追求した結果もたらされた、行き過ぎた個人主義の蔓延といった、現代社会特有の諸問題によって引き起こされた心の荒廃が一因であると考えます。このような殺伐とした時代だからこそ、それぞれの心の中に、自らを普遍の規範に照らした自尊心としての「誇り」と、思いやりの心の繋がりとしての「絆」が必要であると考えます。
八戸青年会議所は、昭和50年に「ラブはちのへ」運動が誕生して以来今日まで『まちはそこに住む人の意識以上には良くならない』という意識のもと、「市民意識高揚運動」としての「ラブはちのへ」運動を基本理念とし、現在まで運動展開をしております。本年は指導力開発事業や社会開発事業、そして第11回ピーウィー国際アイスホッケー大会をはじめとする創立50周年記念事業といった各種事業に対し、「ラブはちのへ」運動の精神を基に積極果敢に取り組んでまいります。
その中で必要なのは固定概念に囚われることのないフレキシブルな発想とダイナミックな行動力です。不可能を感じた瞬間に成長は止まります。それを乗り越えられるのは若い力なのです。青年としての気概を持ち本年の活動を行い、その中で創立50周年からはじまる新たな可能性を模索し、未来に発信していきたいと考えます。
まちづくりはひとづくり。このまちの未来は子ども達の笑顔が溢れるまちでなければなりません。全ての子ども達は私達の宝であり、私達の未来そのものです。そのためにもこのまちは全ての子ども達にとって希望が持てるふるさと故郷でなければならないと考えます。
まちを知ることによりまちを愛する心が芽生えます。しっかりとしたふるさと故郷への愛着心を育むことが、明るく豊かな子ども達の笑顔が溢れる未来に繋がっていくと考えます。
市民そしてまちからの負託と信頼に応える組織として、率先垂範することこそが青年会議所の在るべき姿だと考えます。昨年12月より新しい公益法人制度における5年間の移行期間が始まりました。公益性を有する組織として率先して行動することは、社会的信用の高まりや組織進化に繋がり、ひいては私達自身の資質向上に繋がります。そのためにも従来以上に組織の公益性を高めていくのは責務であると捉え、守るべきは継続し、変えるべきは大胆に変革していく必要があります。本年は新たな半世紀を歩み出す第一歩として公益社団法人格取得を目指し、より具体的なアクションをおこす年と位置づけます。
満開の桜の美しさに私達は心を打たれます。一片の花びらを心に例えるなら、満開の桜は私達の心の集まりであると言えるでしょう。小さな花びらが集まって美しく咲き誇る様には凛とした精神性を感じ、日本人としての誇りに訴えかけていると思います。一人ひとりが心の中に確固たる「誇り」を持ち、互いの「絆」を深めることにより、このまちの未来、そしてそこに暮らす私達にとっての明るい豊かな社会に繋がると確信致します。
私達は話し合うことで時間を共有し、互いの意見を尊重することで信頼を育むことができます。青年会議所においてはそのことが組織の前進に繋がると考えます。丁寧に、謙虚に、そして勇気を持って大胆に。そのような凛とした姿勢を持ち、洋々たる未来に向けて共に歩み出しましょう。
「誇り」と「絆」を強固とする運動展開
- 公益社団法人格取得に向けた組織進化
- 創立50周年記念式典及び記念事業の開催
- 「誇りと絆」の制作及び「市民の夕べ」の開催
- 創立50周年記念誌の発刊
- 指導力開発事業の開催
- 子ども達の笑顔を引き出す青少年事業の開催
- 八戸三社大祭の活性化を念頭に置いた「第32回おまつり広場」の開催
- 広く市民に浸透する広域まちづくり事業の開催
- 全員で取り組む会員拡大